証券ディーラー 美しい日本をつくろう
昔はよく友人からも聞かれたので、少しは興味がある人も居るでしょう。
高い人は1000万円を超え、外資では5000万を超える人も居る。
手取りは700~2000万程度。
但し、そういう人は宝くじに当たる確率より少し高い程度。
皆さんは余り興味はないかも知れませんが、為替ディーラーは金融機関では超エリートなのです。
勿論、国内のメガバンクなどに勤める人たちのことですが。
彼らと私など、所謂害虫(外注)とは生きる世界が違うのです。
多くの若者は、そういう人に憧れているんだと思います。
ただ、そういう人は資格も持っていますし、英語力も抜群です。
先ずは、「証券アナリスト」の資格に「国際公認投資アナリスト」
主には3科目の試験があります。
但し、国語・理科・英語ではありませんよ。
経済や投資についての試験です。
車のラリーの世界で言えば「国際ラリーA級資格」
道幅6Mの山道を時速120~130Kで走れる実力。
英語力はTOEIC850~900点以上。
簡単に書けば「熱中症に氷枕や氷嚢は意味が無い、何故なら肝心の脳を冷やした事にはならないから」
そう、スラスラと出てくる程度。
私のように、ブロークンイングリュシュでも無く、
頭を指差し、水枕と氷嚢をジェスチャーで伝え、
手を横に振って「No、NOね」「ドゥ・ユー・アンダー・スタンド?」(これは英語では無く日本語英語と言う)と言うだけの「破れかぶれ英語」では「Who are you?(あんた、誰?)」の一言で終わる世界。
従って、メガバンクに入れても、一握りの人しかなれません。
希望してなれるものでも無く、警察官で言うと「警視」になれる程度の狭き門。
超一流のメガバンクの人で700~800万、
脂が乗り切った10年ほど生き抜いた人で1000万。
20代の人は殆んど居ません。
30代の人が最も多く50代の人も居ません。
つまり、寿命はプロ野球選手より短いのです。
この世界は実力主義、成果が出ないと報酬も出ない。
利益が出ないと、外資では即刻首が飛び、日本でも3ヶ月は持たない。
プロ野球の選手の方が余程恵まれている、そう書けばご理解頂けると思います。
何故なら300万程度の年収のプロ野球選手が最も多い中、
年収300万では残れない世界でもあるからです。
但し、私は無報酬、何故かというと正式にはディーラーには当たらない。
この歳で企業の下で働くディーラーは世界にも1人も居ないでしょう。
昔の学校で言えば用務員のおっちゃんのようなもの、
(正式名は教員免許は無くも、技能技師と言ったんですよ)
泊り込みで家族も連れず、屋根の雨漏りを直し、トタンの壁が錆びたらペンキを塗るようなもの。
但し、警察官や銀行員とは違い、纏わり付くひつこさとチョコットしたコネが必要。
修理道具やペンキ代、宿泊費を引くとマイナスになる場合も殆んど。
雨が降って、雨漏りが直ったと判るとお小遣い程度の報酬が出る。
つまり、出稼ぎと書くのは、結果が出ないと稼ぎも出ないという意味も含めているのです。
とても、今の若い人が憧れる職では無いし、出来ることでも無いのです。
為替ディーラーの仕事を正確に書くと、
顧客から委託された外貨を為替相場の変動を読んで顧客に代わり売買すること。
正確には「マネーディーラー」と「証券ディーラー」がある。
職場は、銀行がトップで証券会社・保険会社などと続く。
友人もそうでしたが多くの人が気付いていないのが仕事の時間帯。
多くのディーラー達の出社時間は午前7時、従って朝食は会社でミーティングと共に摂る人が多い。
起床は5時ぐらいになる人が多い。
相場が動く時は昼食が摂れない時の方が多い。
退社は19時となってはいますが残業も多い。
以上は日本の企業の場合。
外資は全く違う場合も多い、何故なら外資の場合、顧客は地球の裏に暮らす人も多いから。
ハッキリ書いて為替ディーラーで生計を立てるのは難しい。
但し、最低固定給が出る所もあるにはありますが、主には国内メガバンク。
「高い給料が貰える」と思って入る人には向いてはいない世界なのです。
「給料では無く、自らの力を試し挑戦してみたい」そんな人には向いているかも。
少なくとも、「お金を稼いで高級外車に乗りたい」
「社会的地位を向上させたい」
「沢山お金を稼いで家族を喜ばせたい」
そういう動機を持つ人には務まらない職種。
何故かというと、昔の私がそうでしたが、
欲求が勝る人は、最も肝心な冷静な判断が出来ないからです。
もっと極端に書けば、一か八か、死ぬか生きるか、ゼロか1000万か、
そんなスリルだけを求めて生きたい人には向いているかも知れません。
証券ディーラーはすごいだけじゃないらしい
証券ディーラーとメガバンク幹部の男が、あたしの取り合いをしたとき、手持ちの株券や負債額などで折り合いをつけ、それに色を付けるかたちであたしを譲り合ったとき。(まだ殴りあいのほうがマシだぜー!)繁華街にある雑居ビルの1階でお茶を飲んでいる際、ガラの悪そうな男どもが持っていた『拳銃』が、なにかの手違いで発砲されたが、全く、事件化しなかったとき。(ここは、そういう街っすか?)また、その飛び出した弾が跳ねて、あたしの顔のよこ40cmぐらいの場所を通行して、壁に穴を開けた。それでも耳の悪いあたしは、蚊が飛んでいるようにしか聴こえず、チラ見しただけで、なにもなかったかのようにお茶とケーキを食べていたらしい。
・・その日から、その老舗の喫茶店へ行くと、必ず、『姐さん。いらっしゃい』と声を掛けられるようになった。あーあー。火花すげぇな。鉄工所で歌舞伎やってんみたい。